フィギュア塗装を始めてみたいけれど、「道具が高そう」「専門的で難しそう」と感じていませんか?
そんな方に朗報です。実は、フィギュア塗装は100均で手に入る道具だけでも十分に始められます。
塗装の知識がない方でも、準備から仕上げまで丁寧に解説しているので、
読み進めるうちに「自分にもできそう」と感じていただけるはずです。
これからフィギュア塗装を始めたい方、まずは100均道具からスタートしてみませんか?
- 100均で揃えられるフィギュア塗装の道具や素材
- 初心者でもできる塗装の手順と基本テクニック
- 安くても仕上がりを良くするための工夫やコツ
フィギュア塗装は100均道具で始められる?
最低限必要な塗装道具とは?
フィギュア塗装を始めるにあたり、最低限用意しておきたい道具は3つあります。これらは基本中の基本であり、これがなければ塗装作業自体が成り立ちません。
まず必要なのは「塗料」です。初心者におすすめなのはアクリル系の塗料で、水で薄められるため扱いやすく、乾燥も早いのが特徴です。100円ショップでもアクリル絵の具が数多く販売されています。
次に重要なのが「筆(絵筆)」です。塗料をフィギュアに塗るために必要不可欠な道具で、細かい部分に塗り分けるためにも数種類の太さがあると便利です。100均でも揃いますが、細かい作業が必要な場合は模型用の極細筆を別途用意するのもおすすめです。
最後は「トップコート」です。これは塗装の仕上げに使うもので、塗装面を保護し、色落ちやひび割れを防ぐ効果があります。スプレータイプと筆塗りタイプがありますが、いずれも100均で手に入ります。
この3つが揃っていれば、簡単なフィギュアのリペイント作業は始められます。あとは、作業の手順を覚えて丁寧に進めていくことが重要です。
100均で揃うおすすめ塗装アイテム
100円ショップには、フィギュア塗装に使える便利なアイテムが多く揃っています。低価格で始めたい初心者にとっては、非常に頼もしい存在です。
1. アクリル絵の具
最も基本的な塗料です。1色ずつ購入できるので、必要な色だけ揃えられます。金や銀などのメタリックカラーも販売されており、装飾部分のアクセントにぴったりです。
2. 筆(ナイロン筆)
各店舗で販売されているナイロン製の細筆は、価格も安く、入門には十分な性能です。用途に応じて太さの違うものを複数本用意すると作業しやすくなります。
3. 筆洗・パレットの代用品
筆を洗う容器は、カットしたペットボトルなどで代用可能ですが、100均には専用のプラスチック容器も販売されています。パレットも110円で入手可能です。
他にも、トップコート(つや消し・つやあり)や接着剤(ハケ付きタイプ)などが販売されており、予算を抑えながらも本格的な塗装作業を進めることができます。
ただし、100均製品は品質にばらつきがあることもあるため、繊細な作業には注意が必要です。
プラスで用意すると便利な道具
フィギュア塗装をスムーズに進めるためには、基本道具に加えていくつかの補助道具があると作業が格段に楽になります。これらは必須ではないものの、あると便利な存在です。
1. 塗装クリップとベース
小さなパーツを持ちながら塗装するのは難しいため、塗装クリップでパーツを固定し、専用の塗装ベースに立てて作業すると非常に効率的です。ベースは段ボールで自作するか、100均の猫用爪研ぎで代用可能です。
2. アクリル溶剤やウェットティッシュ
塗り直しやはみ出しの修正に使えます。アクリル溶剤があると落としやすくなりますが、100均のウェットティッシュやメラミンスポンジでも代用可能です。ただし、強くこすりすぎないよう注意が必要です。
3. マスキングテープや紙粘土
塗りたくない箇所を保護するためにマスキングテープを使います。また、100均で販売されている紙粘土を代用すると、より自由な形でマスキングができるためおすすめです。
その他にも、ピンセットやカッター、綿棒なども細かい作業に役立つアイテムです。これらの道具は一つひとつが安価で手に入りやすく、少しずつ揃えていくのが負担になりにくい点もメリットです。
100均道具でできる塗装の基本工程
塗装前に必須の下準備とは?
フィギュア塗装を始める前には、見落とされがちですが大切な「下準備」があります。これを怠ると、せっかくの塗装がはがれやすくなったり、ムラが出やすくなったりするため注意が必要です。
まず行うべきはフィギュアの分解と洗浄です。パーツごとに分解できる場合はできるだけバラし、細かい部分までしっかり塗れるようにします。
続いて、中性洗剤を使ってフィギュアの表面を洗います。これは、製造過程で使用される「離型剤」と呼ばれる成分を落とすためです。この離型剤が残っていると、塗料が弾かれたり、定着しづらくなったりすることがあります。
具体的な手順は以下の通りです。
- 水を張った容器に中性洗剤を数滴入れる
- 分解したパーツをすべて浸ける
- 歯ブラシなどで優しくこする
- ティッシュや布で水気を取り、しっかり乾燥させる
また、塗装のガイドとして、塗る箇所のメモや下書きをしておくと色の塗り分けがスムーズに進みます。資料となる公式イラストやアニメのカット画像などを参考にすると、色の選定ミスも防げます。
こうした下準備を丁寧に行うことで、塗装の仕上がりや持ちが大きく変わります。
筆塗りで失敗しないためのコツ
筆塗りは誰でも始めやすい塗装方法ですが、ムラになりやすかったり、はみ出しやすかったりと、注意すべきポイントも多くあります。少しの工夫で失敗を減らすことができるため、基本的なコツを押さえておきましょう。
まずは絵の具の水分量を調整することが大切です。水を混ぜすぎると筆ムラが目立ち、逆に濃すぎると塗料が厚くなり乾燥に時間がかかります。適度に薄めて「サラッと伸びる」程度の濃さを意識しましょう。
塗るときのポイントは以下の通りです。
- 薄く2回塗る「二度塗り」を基本にする
- 筆跡が残らないよう、同じ方向に塗る
- 小さい面積から塗って感覚をつかむ
- パーツを動かしながら塗ると均一に仕上がりやすい
はみ出しを防ぐためには、細筆とマスキングの併用がおすすめです。マスキングテープを貼っておくと境界線がキレイに出ますし、細かい部分も安心して塗ることができます。
乾燥時間も意識して、1色塗ったらしっかり乾かしてから次の色に進むことが失敗防止につながります。焦らず丁寧に進めることが筆塗り成功のカギです。
仕上げを美しくするトップコート
塗装後の仕上がりをきれいに保つためには、トップコートの使用が非常に重要です。これを使うことで塗料がはがれにくくなり、見た目もワンランクアップします。
トップコートにはスプレータイプと筆塗りタイプの2種類があり、それぞれに特徴があります。
- スプレータイプ:広範囲を一気にコーティングでき、ムラが出にくい
- 筆塗りタイプ:ピンポイントに塗れるが、塗りすぎると跡が残る可能性あり
フィギュア塗装においては、ツヤ消しタイプのトップコートがよく使われます。光沢を抑えることでリアルさが増し、塗装した部分が自然になじむためです。逆にツヤ出しタイプは、パール風仕上げや金属表現をしたいときに適しています。
使用時の注意点としては、以下の点が挙げられます。
- スプレータイプは必ず換気の良い場所で使用する
- 20〜30cm離して均等に吹き付ける
- 塗布後は2時間以上しっかり乾燥させる
また、ツヤ感の調整や光沢の演出をしたい場合は、オーロラパウダーをトップコートに混ぜるというテクニックもあります。キラッとした仕上がりを出すことができ、特定のパーツを際立たせるのに効果的です。
仕上げの丁寧さが、作品全体の完成度を大きく左右します。しっかりとコーティングして、塗装の美しさを長く楽しみましょう。
安くても完成度を高める工夫
陰影や質感を出す塗装テクニック
フィギュアの完成度を上げたいなら、陰影や質感の表現は欠かせません。色を塗るだけでなく、立体感やリアリティを演出することで、見栄えが大きく変わります。
■基本は「影を意識すること」
立体感を出すには、パーツの凹んだ部分や重なりの下に暗い色を加えることが効果的です。肌の場合は茶系、服にはグレーや濃いめの同系色を選ぶと自然な仕上がりになります。
■アイシャドウで自然なグラデーション
100円ショップで手に入るマットなアイシャドウ(ラメなし)を活用すれば、複雑な道具がなくても簡単に陰影をつけられます。専用のブラシや綿棒で、影になる部分を中心に塗り込み、広がりを持たせていくことで柔らかいグラデーションが生まれます。
■質感の変化を楽しむ応用法
トップコートにパウダーを混ぜると、パール調やメタリック調の表現も可能です。たとえば、金属部分にはパールパウダーを加えたトップコートを使用すると、光を反射するリアルな質感になります。
このように、簡単な工夫でも仕上がりに大きな差が出ます。塗るだけでなく「演出する」意識を持つと、作品の印象がぐっと深まります。
間違えたときのリカバリー方法
塗装中に失敗してしまっても、適切に対応すればきれいにリカバリーできます。初心者ほど不安に感じやすい部分ですが、手順を知っていれば落ち着いて対処可能です。
■アクリル塗料の強みを活かす
アクリル系塗料を使っている場合、水性であるため完全乾燥前であれば濡れティッシュや綿棒で拭き取ることができます。乾燥後であっても、アクリル専用の溶剤を使えば塗料を溶かして落とせます。
■部分修正のコツ
小さなはみ出しには、綿棒や細筆で塗り直すだけでも十分です。境界線がにじんでしまった場合は、マスキングテープや紙粘土で再度保護してから塗り重ねることでカバーできます。
■広範囲の修正は塗り直しを検討
広い範囲で色が合っていない、ムラが目立つといった場合は、思い切って一度塗料を落として塗り直す方がきれいに仕上がります。その際は、乾燥と洗浄をしっかり行ってから再塗装に進みましょう。
失敗しても作品をダメにする必要はありません。落ち着いて手順を踏めば、初心者でも十分に修正可能です。
コストを抑えるための買い方の工夫
フィギュア塗装は、道具や塗料をすべて揃えると意外とコストがかかるものです。しかし、工夫次第で出費を抑えながら必要なものをしっかり揃えることができます。
■必要最小限からスタートする
最初から高額なセットを買う必要はありません。まずは100円ショップで入手可能なアクリル絵の具・筆・トップコートの3点だけで十分です。必要に応じて、あとから道具を追加していくスタイルがおすすめです。
■単品購入でムダを防ぐ
絵の具はセット購入よりも、必要な色だけを1本ずつ買う方が経済的です。特に使う頻度が高い色(白・黒・赤など)を中心にそろえると、コストを抑えつつ色のバリエーションも広がります。
■中古・アウトレットも視野に入れる
絵の具や筆はフリマアプリやアウトレットショップでも出回っています。品質や残量に問題がなければ、かなり安価で入手できる場合もあるため、チェックしてみると良いでしょう。
いくら安価でも、品質の悪いものを買ってしまうと結局やり直しが必要になることもあるため、「安くても使えるか?」を見極める視点が大切です。コストを抑える工夫は、長く塗装を楽しむためにも有効な手段となります。
まとめ:100均道具で始めるフィギュア塗装の魅力
フィギュア塗装は、一見ハードルが高い趣味に思えるかもしれませんが、100均のアイテムを活用すれば、低コストかつ手軽に始めることが可能です。
最低限必要な道具は、アクリル絵の具・筆・トップコートの3点のみ。これらはすべて100円ショップで揃えることができ、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
さらに、パレットや筆洗、接着剤といった補助アイテムもほとんどが100均で購入可能です。塗装クリップや溶剤など、少し専門的な道具を後から買い足していくことで、より快適な環境が整います。
作業前の下準備や塗装のコツ、トップコートによる仕上げの工夫を押さえることで、初心者でも見栄えの良い完成品を目指せます。加えて、影や質感を加える演出テクニックや、万が一の失敗時のリカバリー方法も知っておくと安心です。
コストを抑えながらも満足度の高い作品を作るためには、必要なものを見極めて少しずつ道具を揃えるのがポイントです。
このように、100均道具を活用したフィギュア塗装は、誰でも挑戦できる創作の入り口として非常におすすめです。